冬は昨年と同じくスペインへ飛びました。今回は珍しくツアーに参加してみました。
フライト情報
ツアーはマドリード発バルセロナ解散なのでどのルートで行くか…イベリア航空はうーん。

結局、赤い翼にしました。
往路
復路
長いフライトの幕開け
羽田空港からロンドンに向けて9:50 JL43便で飛びます。新しい機体はエコノミー座席が気持ち広い様な。機内食は韓国風のナムル(写真真ん中)が美味しくて♪機内食でこんなにワクワク出来るんだ!!メインの卵焼きは半熟、ハンバーグにあさりご飯でした。お味噌汁付きも嬉しい。

こんなにヨーロッパは遠かったっけ…フライトマップと睨めっこして思うのは何回目か分かりませんが、デザートのアイスは最高に美味しいハーゲンダッツのJAL限定フレーバー メープルクッキー。(このためだけに搭乗しても良い位美味しい)

機内が明るくなり始め、朝ごはん⁇です。チキントマトペンネとポテトサラダにりんごゼリー。お味はあれれ⁇2食目は微妙なのは通常運転か…

ロンドン市内に向かいたい気持ちをぐっと抑え、乗り継ぎのためターミナルを移動。保安検査を抜けると、マドリード行きのイベリア航空のフライトが遅延しています。
時間はたっぷりあるのでお隣の緑の国に想いを馳せながら乾杯っ。

結局、マドリード行きのIB720は1時間遅れで出発しました。乗客の手荷物が多過ぎて搭乗に時間がかかり、到着後はゲートが開かず、もちろん預け入れ荷物が出てくるのも遅く…人が居ないんだろうな。ロストバッゲージしなかった感激も無いレベル。

空港からホテルまでは一律料金のタクシーで€30位。長い長い旅でした。トランジットをするとスペインはどうしても夜中着になります。
ツアー1日目。朝食後、ガイドさんと合流し、バスに乗りスペイン広場へ。寒い。

その後、ゲルニカを観にソフィア王妃芸術センターへ。思っていたより実物は大きく、細部をじっくり観れました。みんな負傷してます。その傷が痛々しい。そこまで伝わるのは、この距離で作品を観れたからです。

この後、プラド美術館へ。館内撮影禁止です。外観すら撮ってない 笑 今度はゆっくり鑑賞したいです。入場券は収蔵作品の手の部分がランダムに。エル・グレコ「胸に手を当てた騎士」が当たりました。ちょっと不気味…

お次はランチ。サラダとシーフードパエリアとデザートです。お味はイカ墨の方が好みでした。

この茶色の細いの何ですか?

オプションツアーのトレド観光に行かず街をブラブラし、夕飯で合流する事にしました。ティッセン=ボルネミッサ美術館に行きたかったのですが閉館時間が迫り断念しました。レティーロ公園のクリスタル宮殿も見たかったのですが、工事中でした。おいおい。また来なきゃね。今度はトレドも。

夕飯のレストランまで市バスに乗って行ってみました。車窓からの景色はイルミネーションが至る所にあって楽しいです。時間があるのでスーパーで生ハムとワインを購入 笑

ツアーの食事は、前菜・メイン・デザートの3品で過不足なく計算されてますね。ポロ葱のスープとメインのイベリコ豚のステーキは美味しかったです。デザートは忘れました。チャーターバスにてホテルに帰ります。食事する場所も移動方法も考えなくていいのはツアーの良さ。


アンダルシアに向けて出発
ツアー2日目。マドリードからコルドバへAVEと呼ばれる新幹線的な位置付けの電車で向かいます。トイレが汚いので別の号車に行ってみたり、お菓子をつまんだり、寝たりしていたらあっという間に着きました。車窓はオリーブ畑でした。海外の電車で寝ちゃダメよ。

橋を渡って、向かうはコルドバの街です。いい天気〜
メスキータ(コルドバの聖マリア大聖堂)へ向かいます。

イスラームとキリスト教の様式を一度に見れる不思議な体験をしました。どちらの様式も息を呑むほどの細かな装飾でした。

こちらはキリスト教色が強くでてます。

メスキータを後にしてユダヤ人街へ。鉢がかわいいです。

街路樹はオレンジ。美味しくないそう 笑

中庭芸術大会。これだけの植木鉢を管理するのは大変。

昼食は見た目によらず美味しかったです。ベーコンとゆで卵のスープ。意外な組み合わせも悪くなく、寒いのでスープが沁みる〜。メインのチキンとフライドポテトは見た目とは違い美味しい。デザートのパイ生地の何か。外側だけ頂きました。



その後はバスでセビリアへ。存在すら忘れてますがスーツケースが勝手に付いて来てゴロゴロと運ばなくていいの本当に楽です!!バスのドライバーさんに感謝。

セビリアのデパートでサーモンとチーズとオリーブとクラッカーを買い、前日の残りの生ハムとワインでのんびり部屋飲みをしました。今日は早く寝よう。
ツアー3日目。スペイン広場へ向かいます。

スペイン各州のコーナーにはタイルが貼られてます。きれいです。

お次はピラトの家へ。お金かけた家でした。

美しい中庭。タイルが贅沢に使われています。

別のお庭。木の剪定がきのこ 笑

ピラトの家を後にして、カテドラルへ。残念ながら観光客は入れませんでした。ホリデーシーズンだから仕方ない。外観からイスラームとキリスト教建築の融合を見ます。

お昼までの自由時間に街をぶらぶら。バルコニーがかわいい。

お昼はタパス祭り。タパスは取り分け出来るから日本人好みかも…青ピーマンは大きめの方が美味しいと学びました。写真の他にアボカドサラダとコロッケ、マッシュルームのアヒージョ、お肉料理、チョコレートムース等、盛りだくさん。

その後、グラナダへバスで向かいます。夜の街へ繰り出します。市庁舎前のイルミネーションがとてもきれいでした。いや〜寒い。グラナダは冷えます。

イザベラ女王とコロンブス像も見に行きます。

お目当てのグラナダの宮殿へ
ツアー4日目。待ってました、アルハンブラ宮殿です。おーこれこれ、ライオンの中庭!

天井の装飾、面白いことになってます。

ただただ綺麗…タージマハルより細かい。

夏の宮殿、ヘネラリフェも。それにしても寒い寒い。心底冷えました。

お昼はよく分からないスープ。まあまあです。メインは塩気が足りなくて…イマイチ。デザートはバニラアイスでした。


お次は白い村ミハスへ。馬のドアノック見つけました。

壁が白い。夏に行くとまた違うかな。

トイレの壁の世界地図

ロバがたくさんいます。臭い(それはそう)

この後は、マラガ空港へむかいます。コルドバからの長い運転とスーツケースを運んでくれたドライバーのヘスス(=イエス)さんとお別れしました。スペインでは一般的なお名前とのことですが、恐れ多い。安全運転ありがとう!

バルセロナ行きのヴェリング航空VY2112は1時間遅延。機内は他の日本人ツアー御一行と同じで、座席の後ろに別のツアーガイドさんらしき人が座り、終始喋りっぱなしで騒がしい。ツアー会社によって客の質が違うとか云々…(オフィスに戻ってから愚痴ってくれ〜)
ツアー5日目。どっと疲れが出てきましたが、楽しみにしていたガウディの建築が観れるので気合いっ!!バスの車窓からカサ・ミラとカサ・バトリョを見つつ、サグラダファミリアへ向かいます。いつ完成するのか…まだまだ成長期です。

生誕のファサード。彫刻の表情がリアルです。このモニョモニョ、アルハンブラ宮殿の天井の装飾っぽい。下に垂れていく鍾乳石みたい。

受難のファサードへ。こちらは冷たく悲しい。彫刻の表情が分かりやすいです。他の教会のイエスの物語はステンドグラスで美しく厳かに感じますが、サグラダファミリアの彫刻はあまりにリアルでした。大学生の時に授業で観た映画「パッション」(2004)を思い出しました。とても残酷で1限からのこの映画はキツかった。


自由時間だったので地下の展示とショップには行かず、お御堂に戻りました。ステンドグラスが木漏れ日みたいで、森の中にいる感覚です。

イエスの十字架はこれまたリアルです。膝が曲がっている所や腕の筋や肋骨の浮き上がり方から磔刑の惨さが伝わります。クリスマスシーズンなので幼きイエスもありました。これを見ているとクリスマスとは何か考えさせられます。悲しみを喜びに換えたり、その狭間で生きられるのが信仰の力なのかなとか思ったり。
さて、お次はグエル公園へ。腰にピッタリのタイルの椅子に座り、洗濯女を見つけて、椅子の下の階に行きました。



トカゲちゃんもいました。かわいい。ガウディの建築は面白い。建築学生がスペインに行くのがわかった気がします。


お昼はフィデウア。ショートパスタのパエリアでした。にんにくマヨのアリオリソースをかけるそう。前菜はもりもりのサラダ。デザートはクリームブリュレでした。


これにて解散!自由だ!ツアーはものすごいテンポで回るので個人旅行に慣れた私はびっくり。でも、この移動は個人手配では厳しいな…あと、何よりガイドさんって偉大だな。
この後は、バルセロナ現代美術館(MACBA)へいきました。暴力的ではない⁇現代美術でした。久々に自分で地図を見てルート取りをして、頭を使いました。(いや、Wi-Fiを使え)

近くのボケリア市場にも行きました。生ハムとフルーツジュースを買いました。ここ、日本語通じるんです。それだけ日本人がお金を落としてるってこと。

ツアーに組み込まれているのは6日目のお昼のチェックアウトまで。延泊をしているので別のホテルへ移動します。15時チェックインですが早めに入れてくれました。


疲れがどっとでて、観光せずに丸2日寝込んでました。もったいない。贅沢なホテルステイをしてしまった。スペインまた来ないとダメですね…
お土産何買った?
そんなこんなでお土産すら買いに行けず…涙 バルセロナの空港でチョコレートを買いました。「旅とトイレとお土産調達は行ける時に行っとけ」に修正です。

オリーブとオリーブオイルはスーパーとミハスで。

ヒースローではアッサム紅茶を仕入れました。ちゃっかり£ポンド持ってきました 笑

旅のスタイルはやっぱり、ゆっくり派でした。見逃した所がたくさんあるので、いつかまた来れます様に。その頃には飛行時間が元に戻っていて欲しいです。あと、円安も落ち着いて…